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令和6年の初詣について

令和6年の初詣は、混雑緩和対策等については引き続き実施の上、
コロナ禍前同様の行事等を実施いたします。
詳しくはこちらをご覧ください

令和6年の初詣について

令和5年の七五三について

七五三のご祈祷は毎日9時~16時までの間、随時承っております。
ご予約は不要ですので、ご都合の宜しい日時に直接社務所受付までお声掛けください。
通常は拝殿でのご祈祷となりますが、10月、11月の週末などご参拝の多い時期は、
半屋外のご本殿前にてご祈祷いたします。
ご不明な点があればお気軽にお問合せください。

なお、千歳飴については、準備の関係上、9月1日以降のおまいりに際し、
お下がりとしてお渡しいたします。
8月中のおまいりについては、ご用意がありませんので、ご了承ください。


お守り・御朱印・ご祈祷等について   


現在、お守やお札・おみくじ・御朱印のおわかちについては、
通常と変わらず毎日午前8時より午後5時まで行っております。
御朱印の帳面への記帳も再開しております。

また、ご祈祷は毎日午前9時より午後4時が受付時間となります。
予約なしでお参りいただけますので、ご都合の良い時間にお越しください。
ご不明な点などございましたらこちらよりお気軽にお問い合わせください。

-杭全神社について

御祭神

素盞嗚尊御神影
素盞嗚尊御神影

第一本殿
素盞嗚尊すさのをのみこと

第二本殿
伊弉册尊いざなみのみこと
速玉男尊はやたまのをのみこと
事解男尊ことさかのをのみこと

第三本殿
伊弉諾尊いざなぎのみこと

夫婦の神様である伊弉諾尊・伊弉册尊と、その御子の素盞嗚尊をお祀りしています。

御由緒

杭全神社創建の御由緒を、当社が所蔵する絵巻『平野郷社縁起』(享保三年(1718)成立)を元にご紹介します。

貞観四年 第一本殿の創建

縁起02
坂上当道の前に影向される素盞嗚尊(牛頭天王)

平安の初期、征夷大将軍坂上田村麿の子、広野麿が杭全荘を領地として賜ってこの地に居を構えました。その子当道が貞観四年(862)に素盞嗚尊を祀る祇園社を創建したのが、現在の第一本殿です。

『平野郷社縁起』には、次のように記されています。

坂上某に神託ましまして、「我はこの郷地主の神也(中略)祇園牛頭天王といふは我こと也。今より後この郷にあがめ祭りなば国家安穏人民豊楽を守らん」と宣ひ、まのあたり影向し給ひしかば、有難覚侍りて、勧請し奉りしと也。

縁起03
牛頭天王をこの郷の地主神として祀る

建久元年 第三本殿の創建

降って、建久元年(1190)に熊野證誠権現(伊弉諾尊)を奉祀したのが現在の第三本殿です。同じく『郷社縁起』によれば

建久元年三月三日、当社へ山伏一人笈を負ひ来り社僧に語りて曰く、「役の小角、熊野の神慮に感じて御手づから彫み給ふ證誠大権現の尊形を付属すべし、当社牛頭天王とならべてあがめ奉りなば、この郷を守らせ給ひ長く繁栄の地とならん」と云々。

縁起04
山伏が證誠権現(伊弉諾尊)の尊像をもたらす

しかるに社僧うけひかざれば、山伏跡をけちて帰り去りしが、当社より四五町ばかりひつじさるの方なる一本の松に件の笈をかけ置きぬ。

奇哉、其夜今の権現鎮座まします辺へ此松より光をはなてり、(中略)人々奇異の思ひをなし、松にかけ置きし笈を開き見侍るに、微妙瑞厳の尊形おはしましければ、身の毛もよだちて有難く覚へ、まぎるべくもあらず熊野證誠大権現と拝み奉りぬ。

殊更種々の奇瑞ありしかば、七名の長是をはかり、日あらずして社壇あらたにし奉り、尊形鎮座ましまして證誠殿とあがめしかば、貴賎心を傾け遠近歩みを運びて、神慮を仰がざるはなかりき。

と、證誠権現勧請の由来が記されています。

縁起05
牛頭天王とともに、證誠権現を祀ることとなる

元享元年 第二本殿の創建

更に、元享元年(1321)に熊野三所権現(伊弉册尊・速玉男尊・事解男尊)を勧請建立したのが現在の第二本殿であり、この時、時の帝後醍醐天皇より「熊野三所権現」の勅額を賜りました。

『郷社縁起』には、

後醍醐天皇元亨元年、当社熊野権現影向の来由を天聞に達せしかば、叡感浅からず、詔勅ましまして、證誠殿の社再興ありて更に熊野三所権現勧請なし奉り、この一郷の惣社にいはひ、(中略)華表の額『熊野三所権現』と宸翰を染させ給ひ、神宮寺社僧寳祚長久を祈り奉るべき宣旨を下し給ひぬ。

とあって、この時に荒廃していた諸殿・諸堂が修復され、詔勅によって熊野権現社が総社となり、第一殿の祇園杜と並び称されるようになりました。

縁起06
後醍醐天皇の詔勅により、熊野三所権現(第二本殿)を総社と定める

明治から現在

明治になって、社号を杭全神社と定められ、本来の祇園社を本社、熊野三所権現を雑社熊野神社とし、證誠殿を摂社、田村堂を別社、その他を末社と定められました。

明治五年に社格を定められた時、郷社に列せられ、同三十九年に指定神社となり、同四十年に幣帛供進神社に指定されました。

昭和五年に府社に昇格、そして戦後は宗教法人杭全神社となり、今日に至っています。

-ご祈祷・ご参拝

お宮参り・厄除けなどのご祈祷や神前結婚式、地鎮祭などの出張祭典を承ります。

ご祈祷

お宮参りや七五三、お車のお祓いなど各種ご祈祷を受けまわります。
現在、神職のマスク着用・換気の徹底等、感染症対策を実施しておりますので、
ご参拝の皆様も手指の消毒やマスクの着用などにご協力をお願いいたします。
詳細は、七五三についてその他ご祈祷について をご覧ください。

受付時間 毎日午前9時から午後4時まで随時
初穂料 5,000円以上ご志納
(お宮参りのみ、10,000円以上ご志納)
申込み方法 受付時間内に社務所へお申込みください。
ご予約はお受けしておりません。揃われた方から順にご案内いたします。
所要時間 約15分

人生儀礼

七五三七五三

写真館のご案内

杭全神社境内の撮影スタジオは、令和2年3月31日をもって閉館となりました。
以前お撮りになった写真の焼き増しなどのお問い合わせは、大川写真館までお願い致します。
また、現在最寄りの写真館は、鳥居を出てすぐのスタジオ写楽さんとなります。

神前結婚式

初穂料 本殿 100,000円
申込み方法 社務所(電話06-6791-0208)へご連絡いただき、仮予約をお取りください。

出張祭典

初穂料 40,000円(お供物は別途10,000円)
申込み方法 社務所(電話06-6791-0208)へご連絡いただくか、直接お越しください。
その他 車での送迎をお願いいたします。

お守り・おみくじの授与について

お守り・おみくじ・御朱印などは、毎日午前8時から午後5時まで、社務所にてお頒かちしております。

夏祭について

令和3年の夏祭りは、新型コロナウイルス感染症の流行に鑑み、神輿の渡御、太鼓台の運行、だんじりの宮入・九町合同曳行は中止となりました


杭全神社の夏祭は、毎年7月11日から14日まで、四日間に亘り行われます。

期間中には九台のだんじりの曳行があり、大阪でも指折りの規模を誇るだんじり祭りとして、毎年30万人を超えるとも言われる大勢の人出で賑わいます。

夏祭のあらまし

悪疫や地震・雷などの天災を鎮めようとして、平安時代初期に始まった祇園会(ぎおんえ)が次第に祭礼としての形を整え、賑わいを見せるようになったもので、江戸時代中頃から神輿や太鼓台、だんじりを出し物とする現在の姿になりました。

祭の意義は、日頃の神恩に感謝し、神威を益々高めていただこうと神様に心尽くしの「もてなし」をするもので、太鼓台や神輿、だんじりが大勢の人に囲まれて賑やかに練り歩き、町に活気が溢れます。盛大に行事を行うことによって神威が向上し、やがて御神徳が町中にもたらされると考えるのです。

悠久の平野郷の歴史の中で、時代時代の流れを取り入れつつも、神様を戴く神輿の渡御を中心とする「神社の祭」と、だんじりの賑わいを以て神恩に報いようとする「町衆の祭」が一体となって、変わることなき根本の精神――祈る心を守り伝えています。

神輿について

神輿

神輿とは、言わば神様の乗り物で、普段は第一本殿にお祀りされている、素盞嗚尊の御神体をお遷ししております。

夏は食中毒や疫病の流行る季節として、昔から恐れられてきました。

かつて素盞嗚尊が、疫病除けの方法を教えられた故事から、この時期に神様のお出ましを仰ぎ、氏子の健康と地域の安全を祈願するものです。

その年のだんじり宮入二番町にご奉仕をいただきます。

見られる時間帯

時刻 場所
11日 午前10時頃 杭全神社拝殿前
午後3時まで町内を運行
午後3時 樋之尻橋たもと
午後5時頃まで町内を運行
午後5時頃 杭全神社大鳥居前
14日 午前10時頃 杭全神社拝殿前
午後3時まで町内を運行
午後3時 赤留比賣命神社
午後9時頃まで町内を運行
午後9時頃 杭全神社大鳥居前

上記時間外は拝殿内に鎮座されています。

太鼓台について

太鼓台

布団太鼓とも呼ばれ、神輿の御移動を町に知らせ、道中の露払いをする役目があります。

その年の宮入一番町より選ばれた、3~12歳くらいの男児が赤い投げ頭巾を被り、化粧をした敲児(たたきこ)として奉仕します。敲児は、地面に足を触れないように肩車で移動するなど、神事に携わるための潔斎を重ねて祭礼に臨みます。

見られる時間帯

時刻 場所
11日 午前6時頃 杭全神社太鼓庫前
午後8時頃まで町内を運行
午後8時頃 杭全神社大鳥居前
14日 午前9時頃 杭全神社太鼓庫前
午後7時頃まで町内を運行
午後7時頃 杭全神社大鳥居前

上記時間外は太鼓庫で見ることができます。

だんじりについて

泥堂町のだんじり

現在杭全神社に宮入するのは、九町(野東・野南・野北・流町・市町・背戸口町・西脇・泥堂・馬場)が所有する九台のだんじりです。

弘化二年(1845)に作られた市町のだんじりが、現存する中では最も古く、また、記録に残るのは延享二年(1745)製作の馬場町の初代だんじりが最初とされています。

参考:『平成27年度杭全神社平野郷夏まつり』

見られる時間帯

時刻 場所
12日 午前9時頃~ 各町内
午後9時45分 南港通
13日 午前11時頃~ 各町内
午後7時 杭全神社大鳥居

見どころ

九町合同曳行

12日 午後9時45分

場所 南港通

九台のだんじりが勇壮な競演を繰り広げます。全てのだんじりが同時に動く様を見られるのは期間中このときだけで、南港通は多くの観衆で熱気に包まれます。

だんじり宮入

13日 午後7時

場所 宮前交差点~杭全神社大門前

宮入一番町から約30分間隔、およそ4時間半をかけて九町のだんじりが次々に宮入りする、夏祭の中で最も賑わう場面。

御旅所祭

14日 午後3時

場所 赤留比賣命神社~杭全神社

赤留比賣命神社境内にて御旅所祭を執り行ったのち、所縁の寺院2箇所でも、それぞれ神事を執り行います。

供奉行列を先導する、猿田彦神(天狗さん)の羽団扇で頭を撫でてもらうと良い子に育つと言われ、道中各所でその光景が見られます。

その他の行事

川行き神事

11日 午後3時

場所 樋之尻橋たもと

神遷しに先立ち、平野川の傍で神輿を清めます。かつては川の水で神輿の下部を洗ったことから、「足洗い」とも言われます。

神遷し

11日 午後8時・14日 午後11時

場所 杭全神社第一本殿

御神体を神輿にお遷しし、また御本殿にお還りいただく神事で、全ての明かりを消した暗闇の中で行われます。

太鼓台・神輿出発式

11日 午前6時

早朝、太鼓台が担ぎ出されます。午前10時頃には神輿が、川行き神事に向けて出発します。

夏祭祭典

13日 午前10時

夏に流行りやすい疫病などの災いが無きよう祈りを捧げる、夏祭の中心となる祭典です。

夏祭無事遂行祈願祭

7月1日 午後7時

関係者が参列し、夏祭の安全を祈願します。実質的に、この日から夏祭が始まります。

各行事の開始時刻はおおよその目安であり、年により変更される場合があります。詳しくはお問い合わせください。